第66回 人間からゾウに生まれ変わった魂Ⅱ

私が初めてゾウのHさんのコミュニケーションを行った時、Hさんは現在も人間からゾウに生まれ変わってしまったことへの怒りや悔しさを抱えていました。そして、その心を大きく占めていたのは過去世での父親との確執であり、Hさんは「父親が自分のことを認めず、自分がだめだったから、このようなゾウの立場生まれ変わらされたのではないか」とさえ考えていたようでした。彼女にとって必要なのは、過去世での父親がどれほどHさんのことを息子として愛していたかということを理解することであり、そうすることによって過去のネガティブな思いから解放され、自分自身と父を許すことができるようになると感じた私は、次のような言霊を彼女に伝えました。

「あなたの過去を知ったけど、あなたは本当に立派にやっていると感じるよ。
長い間十分によくやっていると思うよ。あなたの人生を心から尊敬するよ。
あなたの過去世の父親はあなたを心から愛していたんだよ。」

そうして、このコミュニケーションから数ヶ月後のHさんからは、以前の悲壮感がすっかり消え、明るさや平安を取り戻しており、ゆったりとしたリズムで体を揺らし、楽しそうな様子さえ見せてくれました。彼女は自らを許し、穏やかな晩年を送りながらこの人生を全うすることを決意したようでした。彼女は自身の未来世も私に伝えてくれました。私は彼女がこの人生を立派に成し遂げ、素晴らしい未来世を歩むことを心から祈っています。
動物たちの過去世を知る度に、私はその魂の一途さと尊さに尊敬の念を抱かずにはいられません。彼らは私たち人間と何一つ変わりなく、それぞれの使命と役割を持って人生を歩んでいるのです。皆さんも彼らの人生に思いをはせてみてください。例え動物園の中にあっても、彼らは尊い人生を歩んでいるのです。

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