第29回 「世界にはなぜ、多くの宗教や様々な宗派があるのか」という問いに対して

神はその人の求めに応じていろいろな形をとり、姿かたちを現わします。
ある者はイエス・キリストを求め、ある者はアッラーを求め、ある者は自分の信ずる神の姿を求めて祈ります。
 宇宙に偏在する神々は熱心に祈るそれらの者に祝福を与えるため、様々な形をとって姿を現すのです。
 覚えておきなさい。大切なことは、姿形ではなく、その神の伝える教えなのです。
 すべての宗教は正しいと思いなさい。
しかし、それを扱う者が間違って使ってしまうことが多いのも確かです。
 高い山の頂上を目指して歩んでいる者が、ある者は東から、ある者は西から登っているとしましょう。
 多くの宗教家たちは自分が正しい道を歩んでいると主張して、自分とは違う道を歩んでいる者を見ると、批判し、自分と同じ道を歩むようにと主張します。
 この考え方は間違っています。
 いずれは同じ頂上にたどり着くのだから、互いにベストを尽くして各々の道を登っていき、頂上に達したなら、共に各々の信ずる神に感謝し、互いに祝福しあいましょうという者が真の宗教者なのです。たとえ世界中にどんなに多くの宗教があっても、本質は同じなのですから。
 違った姿形を超越して、真の目的に向かって進むべきなのです。

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